「ウォーナーの謎のリスト」

 

 

作家司馬遼太郎は自書「街道をゆく」で神田神保町が戦禍から逃れられたのは、親日家のロシア人エリセーエフがマッカーサーに進言したからだと書いている。それは真実なのか?多くの文化財も戦禍から逃れ今も我々に文化を問いかけている。この歴史の真実にメスを入れ、人が遺してきた文化を問いかける映画「ウォーナーの謎のリスト」

 

 

 

 

 

   今明かされる歴史の真実。

 

 

      2017年

  

  大阪 第七芸術劇場

  神戸 元町映画館 

                      

                にて公開決定!! 

 

ドキュメンタリー映画『ウォーナーの謎のリスト』

 

文化を守る映画製作委員会

 

監督  金高謙二

制作協力 神田古書店連盟

 

 

文化を壊すのは人、守るのも人。

 

 

 

【創作意図】

 2015年2月。ユネスコ世界遺産に登録されている古代ローマの主要都市ハトラが破壊された。過激派組織IS(イスラム国)の仕業である。戦争は殺戮以外に人間の尊厳となる文化遺産をも破壊し続けて来た。異国の文化とは言え人類共通の財産のはずである。

 戦争は狂気である。人もモノもすべてを焼きつくし、破壊し、無に帰す。

その中で、狂気に立ち向かい勇気ある行動を取った人々の真実を見つめ描きたい。

ラングドン・ウォーナーは、第2次世界大戦中に敵国である日本の文化財151ヶ所の保護リストを作成、それがあったため日本の多くの貴重な文化財が残されたといわれている。ウォーナーはまた、「日本の禍機」の著者朝河貫一と戦争回避のためある行動に出た。だがそれは失敗に終わり太平洋戦争へと突入した。美術史家ウォーナーが残したかったものは何だったのか?文化か人か?あるいは…その謎に迫ってみたい。

文化を残すとは財産を残すだけではない。人類の叡智、そして人の心を残すものだと思う。

そういう強い思いでこの映画を作りたい。             

 

                                 監督 金高謙二

【あらすじ】

   世界一の本の街神田古書店街。古書店の数はおよそ180店。 

実はこの街の靖国通り沿いの一画は、第2次世界大戦中空襲を受けなかった。そこには、親日家のロシア人セルゲイ・エリセーエフが関与、マッカーサーに空爆をしないよう進言をしたと作家司馬遼太郎は自書「街道がゆく」の中で書いている。それは真実なのか?追求して行くと、同じように文化財を戦禍から救った英雄として称えられているアメリカ人ラングドン・ウォーナーに行き着く。彼は太平洋戦争当時、空爆すべきでない地名のリスト、「ウォーナー・リスト」を作成し、米政府に進言、京都や奈良を始め多くの日本文化を救ったとされている。しかし、京都が救われたのは、原爆投下第一号の候補地だったからという資料が浮かび上がる。原爆投下の委員長であったヘンリー・スティムソンが頑に反対をしたからというのである。果たしてそれは本当なのか?そしてまた、ウォーナーは、朝河貫一と一緒に第2次世界大戦回避のためルーズベルトと天皇をも動かしたという。しかし、その努力は実らず日本は太平洋戦争に突入してしまう。戦争回避の舞台裏。米国に残る新資料と証言によって今まで語られることのなかった事実を伝える。さらに「ウォーナー・リスト」によって救われたとされる国宝を始めとする数々の文化財。それらを見つめ「戦争と平和」を改めて問い直す。